トマス・ダンダス (第2代ゼットランド伯爵)
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第2代ゼットランド伯爵トマス・ダンダス（英語: Thomas Dundas, 2nd Earl of Zetland, KG, KT、1795年2月5日 - 1873年5月6日）は、イギリスの貴族、政治家。
経歴
[編集]1795年2月5日、第2代ダンダス男爵ローレンス・ダンダス（後にゼットランド伯爵に叙せられる）とその妻ハリオット（旧姓ヘイル）の間の長男として生まれる[1]。
ハーロー校を経てケンブリッジ大学トリニティ・カレッジへ進学。1815年にマスター・オブ・アーツの学位を取得[2]。
1818年から1830年までリッチモンド選挙区、1830年から1832年までヨーク選挙区、1835年から1839年までリッチモンド選挙区から選出されてホイッグ党の庶民院議員を務める[2]。
1839年2月19日に父が死去し、第2代ゼットランド伯爵位を継承し[2]、貴族院議員に転じた[3]。
1839年から1873年までヨークシャー・北リディング知事を務めた[2]。
1844年から1870年にかけてフリーメイソンのイングランド・連合グランドロッジのグランドマスターを務めた。また競馬ではジョッキークラブのメンバーであり、1850年のダービーステークスやセントレジャーステークスでは「ヴォルティジュール」で優勝を果たした[4][5]。
1873年5月6日に死去した。子供はなく爵位は甥のローレンス・ダンダスが継承した。ローレンスは後にゼットランド侯爵に叙せられることになる[6]。
栄典
[編集]爵位・準男爵位
[編集]- 1839年2月19日、第2代ゼットランド伯爵(1838年創設連合王国貴族爵位)
- 1839年2月19日、第3代アスクのダンダス男爵(1794年創設グレートブリテン貴族爵位)
- 1839年2月19日、第4代カースのダンダス準男爵(1762年創設グレートブリテン準男爵位)[2]
勲章
[編集]家族
[編集]1823年、第6代準男爵サー・ヘッドワース・ウィリアムソンの娘ソフィアと結婚したが、子供はできなかった[2]。
出典
[編集]- ^ Lundy, Darryl. “Lawrence Dundas, 1st Earl of Zetland” (英語). thepeerage.com. 2015年9月4日閲覧。
- ^ a b c d e f g Lundy, Darryl. “Thomas Dundas, 2nd Earl of Zetland” (英語). thepeerage.com. 2015年9月4日閲覧。
- ^ UK Parliament. “Hon. Thomas Dundas” (英語). HANSARD 1803–2005. 2015年9月4日閲覧。
- ^ Mortimer, Roger; Onslow, Richard; Willett, Peter (1999). Biographical Encyclopedia of British Flat Racing. Macdonald and Jane’s. ISBN 0-354-08536-0
- ^ “Family History” (英語). Zetland Estates. 2015年9月24日閲覧。
- ^ Lundy, Darryl. “Lawrence Dundas, 1st Marquess of Zetland” (英語). thepeerage.com. 2015年9月4日閲覧。
外部リンク
[編集]- Hansard 1803–2005: contributions in Parliament by the Earl of Zetland
| グレートブリテンおよびアイルランド連合王国議会 | ||
|---|---|---|
| 先代 ダドリー・ノース ロバート・シャロナー |
リッチモンド選挙区選出庶民院議員 1818年–1830年 同一選挙区同時当選者 メイトランド子爵(1818年–1820年) サミュエル・バレット(1820年–1828年) サー・ロバート・ダンダス(1828年–1830年) |
次代 ジョン・ダンダス サー・ロバート・ダンダス |
| 先代 ジェイムズ・ウィルソン マーマデューク・ワイヴィル |
ヨーク選挙区選出庶民院議員 1830年–1832年 同一選挙区同時当選者 サミュエル・バインタン |
次代 エドワード・ピーター サミュエル・バインタン |
| 先代 ジョン・ダンダス サー・ロバート・ダンダス |
リッチモンド選挙区選出庶民院議員 1835年–1839年 同一選挙区同時当選者 アレグザンダー・スピアーズ |
次代 アレグザンダー・スピアーズ サー・ロバート・ダンダス |
| 名誉職 | ||
| 先代 第6代リーズ公爵 |
ヨークシャー・北リディング知事 1838年–1873年 |
次代 初代リポン侯爵 |
| フリーメイソン | ||
| 先代 初代サセックス公爵 |
イングランド・連合グランドロッジ グランドマスター 1844年–1870年 |
次代 第3代ド・グレイ伯爵 |
| イギリスの爵位 | ||
| 先代 ローレンス・ダンダス |
第2代ゼットランド伯爵 1839年–1873年 |
次代 ローレンス・ダンダス |
